桐ダンスの特性は柔らかいことです。
吊り上げ作業の時には幅4~5cmのロープをかけますが、梱包資材の上から直接ロープをかけて吊り上げると、ほぼ確実にロープをかけた部分だけがへこんでしまいます。
それほど、桐ダンスは柔らかいのです。
では、どの様に作業するかと言うと、家具梱包資材などを使って、直接ロープをかけた部分に重みがかからないようにあて物をします。
また、雨の日に桐ダンスを吊り上げるというのは、自殺行為です。
一滴の水を付けてもシミになる桐に対して、どんなに養生ができても、100%確実に雨に濡れないなんて、あり得ないからです。
桐ダンスは、他の家具類と勝手が違い、より慎重に取り扱わないといけません。 |