前の項目では入居管理業務の流れをお伝えしました。ただ、入居される方々には、もう少し知っておいて欲しいことがあります。心構えとして聞いて下さいね。もう一度、アンケート配布から追ってみます。
【アンケート配布時】 先ほども述べましたが、入居可能日は可能な限り、一日でも多く設定して下さい。もちろん平日や、入居開始日から遅めにしたほうが希望日が取れやすいでしょう。アンケート用紙に、『この日でできないなら、他の業者を使う!』なんて記入される方もおられますが、どこの業者を使われても入居の条件が変わることはないはずです。
【見積もり時】 引っ越し幹事会社を使わないといけないって事は一切ありません。但し見積もりの際には必ず、『新築のマンションで、一斉入居であること』を伝えてください。プロの営業マンなら一斉入居と聞くと、言わなくても必要なことをしっかり確認してくれるはずです。また基本的には、引っ越し幹事会社のOKが出るまでに、入居者が引っ越し日を決めてしまうのはNGです。
【自分で引っ越しをしたい方へ】 お金をなるべくかけたくない。切実な考えだと思います。ならばこの場合には、鍵渡し直後の混雑時は避けざるを得ないでしょう。一般的に、1件の引っ越しには約2時間のエレベータ使用可能時間を割り当てられます。要するにこの時間内で一旦引っ越しを終えないといけないんです。プロが2時間で追える作業なら、素人の方なら倍、またはそれ以上の時間が必要です。当日の予定が終わった後の夜間などに少しずつなんてことも可能でしょう。
【購入品の搬入】 これがかなり厄介です。ウチは1つだからいいだろう・・・この発想により、予定していないトラックの行列ができます(苦笑)。あくまでも混雑時には、割り振られたエレベータの使用時間以外には搬入はできません。 |